前日アップした金王八幡宮のほぼ隣にある豊栄稲荷神社にもお参りしてきました。
こちらはこじんまりとした、稲荷神社です。
豊栄稲荷神社へのアクセス
豊栄稲荷神社(とよさかいなりじんじゃ)
住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目4−7
電話番号:03-3407-181
渋谷警察所の裏にあります。隣には金王八幡宮があります。
駐車場はありません。近隣にはコインパーキングはあります。
豊栄稲荷神社の御由来
1961年(昭和36年)渋谷駅近くにあった田中稲荷神社(渋谷氏によって創建されたという。)と区内道玄坂にあった豊澤稲荷神社が合祀されて建立された神社である。社殿の扁額には両社の社号が刻まれている。
豊栄稲荷神社のご利益と御祭神
御祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
ご利益は家内安全、家運隆昌、商売繁盛、開運安産など私たちの日々の生活の守り神、産霊(むすび)の神として古くより御神徳が高く霊験のあらたかな神として崇敬されております。
出典:豊栄稲荷神社の記(豊栄稲荷のリーフレット)
豊栄稲荷神社の境内
石段と鳥居
石段をのぼったところに鳥居と百度石があります。
奉納鳥居
参道には朱色の奉納鳥居が多数あります。それほど大きな稲荷神社ではありませんが地域の人に大切にされている神社なのが分かります。
写真が得意だったり趣味の方は良い写真も撮れると思います。
本殿
本殿は朱塗りで綺麗でした。
左手に見える窓の部分が社務所です。
神狐像
丹精な顔をされています。汚れもなく手入れがしっかりされています。
庚申塔
庚申信仰は江戸時代に庶民の娯楽を兼ねて流行し、それによって各地に庚申塔が建てられました。ここには十三基の庚申塔が集められていますが、像容はまちまちです。
一般的に見られる六臂の青面金剛像だけのもの、その下部に天邪鬼や三猿を配したもの、三猿のみのもの、及び「為庚申供養」と文字だけを刻んだものなどがみられます。
これらは町や村の辻に建てられたこともあって、右から七番目の塔には「めぐろ・こんわう遁」 と刻まれていて、道しるべを兼ねていました。
また、すべての塔の下部に建立者の名前が刻まれていますが、右から三番目のものには渋谷伝左衛門以下同姓の名が見え、旧領主渋谷氏との関連があるかどうか興味がもたれます。庚申信仰の内容については、境内の「庚申塔略記」をお読みになって下さい。
出典:境内にある渋谷区教育委員会の立て看板
こちらの庚申塔(こうしんとう)は江戸時代注記のもので、もともとは田中稲荷神社にあったものを移転したものです。
渋谷区の重要文化財に登録されています。
豊栄稲荷神社の御朱印・御朱印帳
本殿左横にある社務所で御朱印がいただけます。初穂料は300円です。
ただしこちらの社務所は基本的に無人とのことです。その場合は隣の金王八幡宮の社務所でいただけるそうです。
豊栄稲荷神社では御朱印帳の販売はありません。
まとめ
小さな稲荷神社ですが、個人の方が奉納された物が多く大切にされているのがよく分かる神社でした。隣の金王八幡宮と合わせて参拝してみてはいかがでしょうか?