渋谷区渋谷にある金王八幡宮に参拝してきました。
首都高3号線がある六本木通り側です。1本奥に入るだけで別世界です。
大都会渋谷にも普段気づかないだけで、神社はたくさんあります。
金王八幡宮へのアクセス
金王八幡宮(こんのうはちまんぐう)
住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目5−12
電話番号:03-3407-1811
受付時間:9:30〜16:30
渋谷警察所から来ると大きな木の森が見えてきます。
この木は立派なクスノキです。
ただこちらは裏側で本来は
金王八幡宮の御由来
当八幡宮は、第73代堀河天皇の御代、寛治6年正月15日(1092)鎮座いたしました。
桓武天皇の曽孫である高望王の後裔で秩父別当平武基は源頼信による平忠常の乱平定において功を立て、軍用八旒の旗を賜り、その内の日月二旒を秩父の妙見山(武甲山では?)に納め八幡宮と崇め奉りました。
武基の子武綱は、嫡子重家と共に後三年の役の源義家の軍に300騎余を従え1番で参向し、仙北金沢の柵を攻略しました。その大功により名を河崎土佐守基家と賜り武蔵谷盛庄を賜りました。義家は、この勝利は基家の信奉する八幡神の加護なりと、基家が拝持する妙見山の月旗を乞い求め、この地に八幡宮を勧請しました。
重家の代となり禁裏の賊を退治したことにより堀河天皇より渋谷の姓を賜り、当八幡宮を中心に館を構え居城としました。渋谷氏は代々当八幡宮を氏族の鎮守と崇めました。これが渋谷の発祥ともいわれ、現在も境内に渋谷城砦の石が保存されています。
渋谷氏が武蔵谷盛庄七郷(渋谷、代々木、赤坂、飯倉、麻布、一ツ木、今井など)を領していたので、当八幡宮は八幡通り(旧鎌倉街道)、青山通り 宮益坂 道玄坂(旧大山街道)を中心とする、渋谷、青山の總鎮守として崇められています。
渋谷という地名の由来は谷だからとかいろいろあるそうですが、この渋谷氏からの説は有力ではないでしょうか?金王八幡宮の住所は渋谷区渋谷ですしね。
宮益御嶽神社のご利益と御祭神
御祭神:応神天皇(おうじんてんのう)[ 品陀和気命(ほんだわけのみこと) ]
八幡神(やはたのかみ、はちまんしん)とも呼ばれ、清和源氏、桓武平氏など全国の武家から武運の神(武神)「弓矢八幡」として崇敬を集めていました。
おもなご利益は、交通安全、出世です。
交通安全
当神社のすぐ前を「八幡通り」旧鎌倉街道が、北を「246(青山通り)」旧大山街道が通り、今も昔も交通の要所であり、渋谷氏が居城を構え当神社を鎮祭した所以であります。子授け
渋谷重家に子がなく当神社に祈願を重ねていると、金王丸のちの土佐坊昌俊を授かりました。その活躍は平治物語、吾妻鏡などにみられます。出世
竹千代のちの徳川家光を三代将軍にと、家光の乳母の春日局と教育役の青山伯耆神忠俊が当神社に祈願し、それが成就したお礼として神門と社殿を寄進されました。
金王八幡宮の境内
鳥居・山門
金王八幡宮前交差点前の大鳥居をくぐり進んでいくと、境内につながる鳥居と山門があります。
手水舎
場所がら海外からの参拝客も多いので英語での説明が随所にあります。
境内はWiFiもとんでいます。
本殿
境内社
境内社は三社です。
金王丸御影堂(こんのうまるみえいどう)
玉造稲荷神社(たまづくりいなりじんじゃ)
御嶽神社(みたけじんじゃ)
寶物館(宝物館)
社務所横には宝物館があります。こちらは無料で拝観できます。
金王八幡宮の御朱印・御朱印帳
若い宮司さんが一生懸命書いてくださいました。
御朱印帳は渋谷金王丸をモチーフにしたオリジナルでした。
デザインが気に入ったので今使っているものがいっぱいになったら次はこれを使います。
まとめ
諸説ありますが、渋谷の由来に触れることができました。神社めぐりをしているとその街の成り立ちがわかります。これも御朱印めぐりの醍醐味です。
隣には豊栄稲荷神社もあります。合わせてのご参拝がオススメです。