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世田谷区上馬の駒留八幡神社に参拝してきました。
車通りが多い環状七号線沿いにあります。境内は意外に広く静かな空間です。
駒留八幡神社へのアクセス
駒留八幡神社(こまどめはちまんじんじゃ)
住所:〒154-0011 東京都世田谷区上馬5丁目35
電話番号:03-3410-5933
受付時間:8:00〜17:00
最寄り駅
東急世田谷線「若林」駅 徒歩7分
東急田園都市線「三軒茶屋」駅 北口徒歩14分
駐車場
駒留八幡神社専用の駐車場はありません。
環七沿いにコインパーキングがあります。
駒留八幡神社の御由緒
祭神は天照大神、応神天皇。北条左近太郎入道成願は、当時この地の領主で、あつく八幡大神を崇敬し、徳治三年(1308)社殿を造営し、経筒を納め駒留八幡とあがめたてまつった。その後世田谷城主吉良頼康は、その子の追福のため、八幡宮に一社相殿 として祀り若宮八幡と称した。また、その母常磐を弁財天として祀ったのが、厳島神社である。
出典元:境内の立て看板
看板の説明の補足です。
世田谷城主吉良頼康の側室・常磐は不義の疑いをかけられ身ごもったまま自害しました。吉良頼康は亡くなった子どもを一社相殿として駒留八幡に祀り若宮八幡としました。また常磐を弁財天として厳島神社に祀りました。
常磐の最後には下記の逸話も残されています。
今から400年以上も昔、世田谷城主 吉良頼康(きら よりやす)には奥沢城主大平出羽守(おおひらでわのかみ)の娘で常盤(ときわ)という美しい側室がいました。
常盤姫は頼康の愛を一身に集めていましたが、それをねたましく思った側妾たちは、つくり話によって頼康につげ口をしました。
度重なるつげ口から頼康もそれを本気にして常盤姫に冷たくあたるようになりました。
愛情を疑われ、悲しみにくれた姫は死を決意し、幼い頃からかわいがっていた白さぎの足に遺書を結びつけ自分の育った奥沢城へ向けて放しました。
白さぎは奥沢城の近くで狩をしていた頼康の目にとまり、矢で射落とされてしまいました。
白さぎの足に結んであった遺書を見て初めて常盤姫の無実を知りいそい
で世田谷城に帰りましたが、すでに姫は息をひきとっていました。
その時、白さぎの血のあとから、一本の草が生え、サギに似た白いかれんな花を咲かせました。これがサギソウと呼ばれるようになったのです。
出典:世田谷区公式ページ
このサギソウが世田谷区の花になっています。
駒留八幡神社の境内施設
鳥居
一之鳥居は平成になってから塗り直されたとのことです。
二之鳥居
手水舎
手水舎の水道にはセンサーが着いており近づくと水がでます。
狛犬
拝殿
拝殿はそれほど大きなな社ではありませんが、立派な彫刻があります。
神楽殿
名木(クロマツ)
写真では中々伝わらないですが、立派な木です。パワーも感じます。
是非直接ご覧ください。
境内社
境内奥にも鳥居がありその奥に様々な社があります。
戦没者慰霊殿
社殿ないには、世田谷区の戦没者のお名前の記載があります。
駒留稲荷神社
厳島神社
上記の常磐が祀られている厳島神社です。いまは池の水はぬかれており少々寂しいです。
女塚社
菅原社・棒名社・三峯社・御嶽社
駒留八幡神社の御朱印・御朱印帳
拝殿右側に社務所があります。
インターホンがありますのでご神職を呼びます。
受付時間は8:00〜17:00です。
各種御守りも拝領できます。
ご祈祷などは松陰神社から宮司さんが来られるようです。
御朱印帳の販売はありませんでした。
まとめ
駒留八幡神社は世田谷区の花「サギソウ」にかかわる伝説がありました。神社を知るとその地域の歴史を知れる。これも御朱印巡りの醍醐味です。